無線機の準備 楽しいリグ選び

ある意味、申請で一番楽しい時間です。

無線機の選択。既製品にせよ、今回は対象外ですが自作するにせよ、楽しい時間。

これも、1984年頃から一気に現代に来た方向けに。

お勧めの結論から書くと、
HF〜50MHzのオールバンド機とFMモービル機、または
HF〜430のオールモード機、
HFがいらなければ144/430のデュアルバンドFMモービル機
おまけでポータブルやハンディ機
がお勧めです。

出力について

出力は資格に応じたものであるのは当然のことですが、上級資格(1アマ、2アマ)の場合は、アンテナとしてどのようなものを建てられるかを考慮して出力を選んでください。

携帯電話の電波が頭近くで発射されて健康に良くないと騒がれた頃から、無線局の発射する電波の強さに関して電波防護指針が定められました。
移動しない局=50Wを超える局では、技適機種でもアンテナの設置について電波防護指針を満たすことを示さないと免許になりません。

目安として
100W:屋根の上や屋上に設置できる
200W以上:タワーで地上高を稼げる
くらいは必要です。
特に24MHzあたりのバンドから、100Wにダイポールでも、エレメントから5.4m程度は最低でも離れていないとまずいと思います。ベランダ設置を考えている方は出力を落とすことを勧めます。

 

バンドについて

一頃にくらべて144MHz, 430MHzは空いているようです。私は昔のV/UHFは経験がないのですが、それでもレピーター使用時のQSOは簡潔にと昔読んだ記憶があります。でも、この1エリアで、レピーターアクセスもそれほどないケースもあり、割と長くレピーターを使ってQSOされている局もちらほら。

それから、総務省の無線局検索で調べていて感じたのですが、昔はHFで電信級電話級の10Wが大変に多かったものですが、最近では50Wの指定を受けている局が結構いらっしゃいます。長く続けてらっしゃるので、皆さんとも3級以上にステップアップされたのですね。

さて、1980年頃から見ると、バンドについては下記のような違いがあります。

135kHz・・・つい数年前に日本でも長波帯が解禁されました。市販リグありますが、保証認定必須です。波長2200m、アンテナ大変で、1波長超えの通信をするのに一苦労だとか・・・

475kHz・・・来年(2015年)から日本でも解禁されるバンドです。海外製品は市販品がありますが、免許条件がかなりきびしく、落成検査必須だそうです。

1.9MHz帯・・・1.8MHz台に拡張されたバンドができています。

3.5MHz/3.8MHz帯・・・業務局がいなくなり、3.575MHzよりも上の周波数でとびとびにアマチュアバンドが存在します。すっごくわかりづらいですw

7MHz帯・・・これも数年前に7.100~7.200MHzが解禁されました。いつも混んでます。昔14MHzなどによく出ていた「ウッドペッカー」のようなOTHレーダーの電波が、近隣の某C国から送信されることがあり、大変なようです・・・

10MHz, 18MHz, 24MHz・・・WARCバンドと呼ばれる、1979年のWARC会議でアマチュアに解放されたバンドです。日本でも80年代初頭には使えるようになっていたので、80年代リグでもこの辺は対応してますよね。

430MHz・・・今は、アマチュアのテレビ通信は使用できません。

1200MHz以上・・・削減されたり制限されたりと色々あるようです。1.2GHzは、最近は430MHzの混雑が緩和されたせいもあってか、あまりQRVしている局もいないようです。テレビ関係は1200MHz帯は許可されます。ひょっとすると1200MHz帯、アマチュアから取り上げられちゃうかもです。

 

無線機の傾向

まずおどろくのは、1.9MHzから430MHz/1.2GHzまでを一台でカバーする無線機があることです。

そして70年代~80年代にくらべて、新製品の発表頻度がかなり落ちている感じです。それだけ技術的に飽和してしまったということなんでしょうね。

市販製品ではHFは10W/50W/100(200)Wのラインナップが多く、一部400Wの機種があります。上でも書きましたが、電波防護の要件のクリアが必要になるので200W以上はアンテナを高く上げられないと免許をもらうのはきついです。

HFリグ

HFのリグに50MHzが含まれるケースが増えました。

一方でQRPリグのブームのようなものもあります。あのキロワッターが多かったアメリカでもQRPのハムが増えているようです。

製品のレベル(?)としてはHF機はこんな感じ:

定価10万未満:ベーシックな機能を持つエントリー機。IFシフトくらいまでは機能つき。オーディオDSPでフィルター機能など

定価15万程度:小型機など。フィルターの機器が若干落ちるDX入門機種。ノブの数が限定的で、少ないツマミにいくつかの機能を割り付けてあるものが多いです。

定価20万程度:昔でいう FT101EやTS520/820あたりに相当する機種はこのグレードから。混信除去機能や、混変調対策が取られたモノが増える。

定価30万以上:高級機といえるのではないかと思います。

その他に、HF~430MHz対応の機種が一応各社から出ています。

モービル機よりのもの(八重洲)、固定機よりのもの(アイコム、ケンウッド)といった感じです。

ポータブル

5W程度の出力でHFから50/144/430をカバーするポータブル機もいくつかあります。八重洲のFT817NDとかエレクラフトというキットメーカーの高級ポータブルKX3とか。実は私もこの817を買いました・・・が、やはりこれはポータブル機なので、細かい操作をしようとするとツマミに機能を呼び出して、とか面倒です。できれば固定局用の機種をおすすめします。

メジャーメーカー御三家

八重洲に関して言えば、FT897というHF+50+144+430の機種が今年生産中止(流通在庫のみ)となりました。FT991という似た価格レンジの製品が発表になっています。コレ結構よさそうなんですが、いつ市場に出てくるかな。FT450Dという固定機種があります。エントリークラスのもので、ツマミが一部機能兼用なのでそこが残念。

アイコムはかなり元気です。ラインナップも充実。

ケンウッドは・・・TS590という機種がいいところにあります。今年マイナーチェンジのTS590Gシリーズが出て、旧シリーズは流通在庫整理で16万くらいになっているのでは。これは昔の520/820/830lくらいの機能をTS120/130のようなコンパクト筐体に入れた感じです。でも定価で20万チョイなので八重洲の固定機よりは手が出しやすく、また受信性能もかなり良さそうです。

でもケンウッドはちょっと元気ないかなー、昔に比べると。

もともと、私はトリオのファンでしたが、今回の再開局では、HF機は八重洲、UHFハンディはアイコムとなりました。

 

VUHFモービル機

144MHz/430MHzのデュアルバンド対応の機種が主流なのではないかしら。それもベーシックなものだと実売32000円くらいからです。

個人的にはアルインコの20Wタイプなんて安くていいなーと思います。

八重洲の7900はデュアルバンドだけれども、受信が1バンドなのでそこが残念。

 

デジタルモード機

狭帯域にデジタルで圧縮した音声を使うデジタルモードの機種がいくつか出ています。私も興味があったので買ってしまいました・・・ID-51 plusです。が、さほど必須というわけでもないですね、これ。また圧縮音声は音質がいまいちです。

JARLとICOMが推進しているD-Starと、それから割とオープンで八重洲が進めているWiRES-2/WiRES-Xとがあります。後者はVoIPです。圧縮がいまいちなので、FMが比較的空いている現状では、あせって買う必要もなさそうです。地方によってはD-Starはレピータがないので楽しめません。

WiRES, D-Starはお住まいの場所のそばに対応レピーターや基地局があるかどうかを確認してから買えば良いと思います。

 

パソコンとの接続

ハムのリグは、まだまだ実は過渡期でして、いまだにシリアルポート38,400bpsで接続という機種が結構あります。(特に八重洲)

パソコン自体にシリアルポートが減っているので、TTLレベルの信号でつなぐシリアルポート機種は接続が面倒です。

デジタル系の通信では、パソコンから制御の信号と、変調用のオーディオ・検波したオーディオのやりとりが必要になりますが、ちょっと古めの機種だと、それぞれで別の接続が必要で面倒です。

最近(この2,3年)に発表になっている機種だと、USBケーブル一本でPCと接続できて、オーディオも制御ポートもUSBだけで済むのがあります。これだとPC接続インタフェースがいらないので安上がりな上に接続も楽です。

可能ならUSB一本で接続できるものを買うと楽でよさそうです。

(私は八重洲を買ってしまったのでインタフェース必要です・・・)

 

リグを購入したら

まず、背面などにある技術適合番号を調べておいてください。

何度か技適番号に変更がある機種もありますが、申請の際には、その個体についている技適番号が必要です。特に、購入してから設置場所である実家に発送なんて場合、できれば、発送前に技適番号をデジカメなどで撮影しておくといいと思います。

リグを購入したらいよいよ開局申請です。

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