JT65/JT9入門の1:状況やら飛び具合やら

2014年の暮れ、現在のサイクルのピークが過ぎて下り始めた頃からJT65を使い始めて、かれこれ1年半経過しました。今後はハイバンドのコンディションは下っていくところですが、それでもたまに大きくDXがオープンします。

運用は北海道からと神奈川から行っています。

雑誌では「QRPでも海外と交信できる」とよく書かれていますが、本当でしょうか?

以下、あくまでも私の経験の範囲で、書きます。

 

ケース1:北海道からの運用

具体的には道東の、釧路というところにある実家からの運用です。年に数回帰省したときに運用しています。年間に数週間~1ヶ月強といったところです。

設備は・・・リグは100W機、アンテナは給電点がぎりぎり屋根上、7mH程度のバーチカルで、給電点にオートアンテナチューナーを入れ、カウンターポイズを数本~10本程度はったアンテナです。

エレメントの長さは21MHz用の5/8λになるようにしています。移相ラインを経てATUに入れており、この状態で7MHz~24MHzはSWR1.5以下にチューニングできます。28MHzは移相ラインをショートするとマッチングがとれますが、ほとんどオンエアしていません。

昨年2015年のコンディションでは、このアンテナで 40mb/30mb/20mb/15mbで、アフリカとQSOできています(※)。40/20/15mはWACが出来ました。30mは南米(意外に出会わなかった)、17と12mbはアフリカを残しています。
余談ですが、2015/10には40mbで1day WACが出来ました。
https://jh8jnf.wordpress.com/2015/10/30/40mで-1day-wac-jt65jt9/

(※)アフリカは一部のエンティティを除いてJT9/65の運用局は少ないようで、よくQSOできるのが南アフリカとかFR(Reunion Island)です。それ以外は出ていてもたいていパイルアップです。

そして20mb/15mbなどでは、北米の東海岸ともQSOできており、上記の運用日数でWASが37wkd/cfmです。

出力は20~30Wですから、よくいわれる「10Wで海外と十分やれる」とすると、ちょっとパワー出し過ぎかもしれません。

もっと高いところに3~4エレのビームを上げている局なら、仮にゲインが8dBあったとして、これは約6倍ですから、3~5Wあれば東海岸やアフリカとも十分にできるということになると思います。

デジタルモードだと、リグの定格の1/3~1/2が物理的な限界出力となりますから、しっかりしたビームアンテナがあれば3アマの出力でも余裕、フルサイズGPがあれば3アマでも20~25W出力で十分にWACが出来ると考えます。

 

ケース2:神奈川県からの運用

いわゆるアパマンです。高層マンションではなく、すりばちのような地形のところで、ベランダに2m程度のホイップもどきを突き出して運用しています。50Wのリグで、大体15W(まれに20W近くまで押すこともある)です。

この環境でも、国内なら7MHzの10Wでおつり、コンディションさえよければ、南米北米は余裕です。ヨーロッパもそちら方面に開けている方なら可能と思います(アパマンだとベランダが南向きで北東・北西には飛ばしづらい)。

ノイズレベルより低い信号レベルでもデコードできますから、それなりに海外もQSOできます。

ただし国内外と交信して感じるのは、つくづく、こちらはアンテナQRPだということです。ほぼ-10dB程度は違っている感じです。

もっと高い階にお住まいの方や、同じアパマンでも屋上にアンテナを上げられる方ならもっと飛ぶはずですよ。昨今、アンテナも上げづらいようですが・・・(昔のアンテナハンドブックなどを見ると社宅団地の屋上にはらせてもらったとかみかけますが)

 

もちろん相手がとても良いアンテナを使っていれば、ですが、私の場合もCQにイングランドから応答があったことがあります(15mb)。

ただし、QRPで運用される場合は、いいアンテナを使った方が良いと思います。ベランダホイップに2.5Wなどだと、アジア近隣以外はきついと思います。それでも昨年2月頃はまだコンディションも良かったので、21MHz 2.5W+ベランダロングワイヤでのCQに北米から応答があったこともありました。

 

国内の運用やQSL

CQ誌のおかげと思いますが、今年に入って7MHzなどでは国内局を随分と聞くようになりました。

よく国内同士でQSOしているのは40m/15m、ついで17/10/6mあたりだと思います。もちろん20mbや12,30mbでも国内QSOはありますが、どちらかというとコンディション的に海外が聞こえない時間帯に多いように思います。(VKすら聞こえないという時に多い)

私はやっとJT65でのWAJAまで残り3つとなりました。JCCはwkdだけなら150程度になりました。

カード交換は、国内の方は比較的カードを送ってくださるようです。

eQSLやLoTW(Logbook of the world)での交換が多いのですが、海外局でも結構QSLカードを送ってくれます。こちらから出してみたものへの返信率はこれから調査です。

 

アワード

アワード特記でJT65というものがJARLからはでないようですが、デジタル特記になりますし、これからは国内アワードもそれなりに楽しめそうです。

海外といえばDXCCだと思いますが、eQSLでの独自アワードのDXCC相当のものを見ると、SSBやCWでは100エンティティ到達してる局が数千あるのですが、JT65特記がついているものは現在まだ#100程度です。ローパワーで飛んでくれますが、相手局がいないエンティティが多いというのはどうにもなりません。またペディションでの運用は珍しいです(パイルになると、1交信に4~6分もかかるモードでは、パイルが収まるまで裁ききれないし、周波数的に団子になるともはやデコードできない)。

偶然ペディション局をゲットした例としては昨年のベトナムからの運用がありました。今は固定運用局がいるのですが昨秋はペディション局くらいしかなく、運良くCQ一発目でコールできた私はQSOできたのですが、その後2.5kHzの上から下までベトナムを呼ぶ局だらけになり、その後は一日数局だけしかQSOできなかったようです。(RTTYのOPが暇な時にちょっと出ていた、という感じっぽかったです)

紙のアワードの他に、上述のeQSL独自のアワード、それからQRZ.comのアワードなどを追いかけている方も結構多いようです。

他にグリッド交換をほぼ確実にやりますので、Grid LocatorのMaidenheadをおいかけている人も少なくないと思います。

 

魅力は

環境なりに、コンディションなりにそこそこ交信を楽しめると言うことだと思います。再開局したが全然QSOできないということはないと思われます。ただし、誰でもいつでも海外とQSOというわけにはいかず、またパワーも最初の方の実例で書いたとおり、フルサイズGPで20~30W程度あれば海外も楽しめるというところかと思います。

これでもやってみたい!という方がいらっしゃるようならこれからシリーズ化して書いてみます。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中