CQ誌2016.12, QEX

日曜日に新しい号を購入してきました。

12月号なので連載ものもいくつか最終回となっていましたね。JT65の連載も今月号で終わるようです。アプリの更新頻度がかなり早いので、記事を集大成して本にしても、その後のメンテがかなり大変そうです。ARRLの本だと○年版、というような売り方をしていますが、CQ出版もそういう売り方した方がいいのかもですねぇ。

さて先月くらいから少し本のまとめ方がかわったかなという感じがあります(YL記事が多いとかいうレベルではなくw)。自作関係の記事が多いと私は採点甘めになりますが、厚さはともかく、結構読み応えあったかな。

QEX、今月はKX2のレビューがあったのですが、輸入元の方の紹介記事ですので、いまいち踏み込んでいないです。無線機に限らず日本の雑誌でのレビューは「感想」で終わることが多くて、アメリカの雑誌のように測定器で実測して公表というのはあまりありません。(オーディオ雑誌でもそんな感じかと)

趣味の道具ですから夢を売る商売ではありますが、やはりもっと突っ込んだテクニカルレビューを期待したいです。

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CQ ham radio 2016.3、QEX Japan No.18 (2016.3)

本日2/19(金)は、週末のために発売日か繰り上がって、CQ ham radioとQEXが同時発売でした。

もう一誌、季刊?のハム雑誌があり、今、店頭にvol.2が並んでいるのですが、復帰ハム向けの特集があまりに多すぎて、個人的にはあまり興味をひかれませんでしたので今回は購入していません。(復帰組、あるいは復帰を促す他に、小学校高学年から高校生くらいまでを対象にもすれば良いのに、と思います)。

さて、タイトルと逆順になりますが、QEX誌から今月の記事で気になったものを。

古いリグのお話、それから愛機の話、個人的にはQEXでやる意味あるのかなあ?と感じています。もちろん筆者の方の熱い思いはわかるのですが、内容的にはCQ誌本誌で十分ではないかなあ、と。

例えば、今回は八重洲のFT1021の特集ですが、使用感の面が強く、どうせなら回路図くらいのせて、旧機種のメンテの役に立てるとか、当時の回路(RF初段が2SK125 パラ プッシュプル)を今の技術で置き換える改造とか。そういうのをのっけてくれればなあと思うのですが…

興味があったのが5.6GHzの記事です。ドローン向けの(アナログ)ATV送受信機が1万以下で揃うんですね。こりゃ面白そうです。地方だと交信相手に困りそうですが…

変更申請のための具体的な送信周波数の制限の話が出ていないのが少し歯切れが悪いですが、保証認定料を入れても1万ちょいなら十分安いです。VX-3みたいなハンディ買うより安いですよね。

今、局免は1.9MHz〜1.2GHzなんですが、こういう機器で5.6GHzをもらうのもありかなと思いました。

さて、CQ誌。

メイン特集の「春のHF」の話はまだきちんと読んでいませんので省略。

JT65の話。

ようやく実運用に近くなってきました。

運用アプリですが、筆者の方はJT65-HF系を勧められています。確かにとっつきやすく、私も最初はJT65-HFで入門しました。また、デコード率も、HB9HQX版はノイズレベルとの相対比に関しては1番ギリギリまで粘ってくれる印象があります。

しかし、人気バンドではノイズよりもQRMの方の対策が、より必要なケースが少なくないのです。

その点に関してはWSJT-X一択です。レベル設定が他のソフトと比べて少し面倒なのは否めませんが、信号がかぶった場合のデコードについてはWSJT-Xが1番デコード率が高いです。JT65-HF系では、被った場合に、強い方だけデコードされるのですが、WSJT-Xだと、片方が極端に強い場合以外は両方ともデコードされる場合が多いです。そういう意味で、混雑してるコンディションの場合にWSJT-Xが一番デコード率が高い、と書いています。

CPU負荷については、スプリアスを撒き散らすような局がいない限りは、2コア4スレッドのノートPC用のCore i3(2GHz超のクロック)、世代的にはWin 8.1以降の物であれば問題無く利用できます。私のところではメモリー16GBのNUCの第一世代のものにWin8.1を入れてJT65とその他連携ソフトを入れて十分な速さで動いています。逆にスプリアスをまき散らす局がいる状況では、core i5 の4コア4スレッドの相当に早いCPU (たとえばIvy Bridge世代のcore i5 3570やcore i7 3770T(4コア8スレッド))でも、デコードは間に合いません。もっとも深いところまでデコードの試行を試みないJT65-HF系ならさっさとあきらめる可能性もあります。QRMに強いというのは処理量が増えるという側面は確かにあります。

Hamlogとの連携は、Jtlinkerを使う方が多いと思いますが、JT65HF系と同様にWSJT-Xでも全く同じように連携ができます。

さらに、今回紹介されていた中で気になったのがJT9の触れられ方です。

帯域幅が狭くて済むのでローバンドという場合は1.9MHz帯の話です。あるいは外来ノイズに数デシベル強いという事ならば10MHz以下のお話かもしれません。

しかし、実際にはJT9は14/21MHzなどでも相当使われています。ちなみに私がJT9を初めて使ったのは14MHzでした。

これはバンドが混雑している時にJT65からそちらに移る局も相当数いる為と思います。また占有帯域が狭いのでバンドの使用効率も高いのです。(余談ですが、JT9に限定すると南米では今ひとつ利用局が少ないかもしれません。私は北米・ヨーロッパ・アフリカはJT9でQSOできています。)

Hamlogとの連携が同等で、(WARC以外の)HFで広く使われるJT9が使えて、混信により強いという事が読み取れない誌面で、ちょっと残念でした。

連載筆者のグループの方が日本語表記版をコンパイル・配布されているJT65HF系とあわせて、より混信に強く、またJT9も使えるWSJT-Xも同時に取り上げていってほしいものです。