ケンウッドR-5000の回路図を見る

ちょっと故あってKENWOODから1986〜1996年頃に売られていたR-5000の回路図をチェック中。

アッテネータ

アンテナからの信号はアッテネータ(10dB, 20dBまたは両方)を経てバンドパスフィルターセクションへ。ここでBC帯にはフィルター出口のとこにπ型のアッテネータ。

このπ型は、特性46.6オームで14.6dBの減衰のようです。

BC帯の感度アップの為にこのアッテネータを外す改造が割と普通らしいのですが、ネットで探してたら2通りのやり方が…

その1:R10をショート、R11をカット、R9は片側を外して470オームを直列に追加

その2:R10をショート、R9,R11を共にカット

さあ、どっちが正解でしょうか?(R9/R11を共にカットだと、ダイオードスイッチがオンになら無いと思います…)

80年代中頃ではまだ

最近のHFリグなら当然の「プリアンプオフ」が無いのですね…70年代のTS-820の頃と同様、強い局があって飽和しそうなとき等はまずアッテネータを入れると言うことのようです。

TS-890でBC帯のアッテネータをスルーにして使っていますが、中波放送にしてプリアンプをオンにすると、手前のアッテネータで-18dBにしても回復しきれない様な状態になります…

なのでこの受信機では、僕のとこのような環境だとBC帯のアッテネータは外さないか、外すにしても減衰量を少し減らす程度にするのが良さそうな感じです。

先ほどの特性インピーダンスと減衰量は「大体50Ω付近で15dB位減衰で、普通の抵抗値だけで出来る物」という感じに見えるので、-6〜-10dB位の定数に変えるという手もありそうです…

そしてスペックを見ていて思ったのは安定度の±10ppmと言うところ。これって30MHzだと±300Hzだと思うのですが、電源オンから暖機が済むまで、最大でそれくらい動くんでしょうねぇ…

TCXOの類いを入れたくなりそうです。

変わったフィルター構成についてはまた別途…

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