2SC460Bのストックが亡くなってました

コロナ騒動の前年だったか、前々年だったか、某地方のハムフェアに出店されていた某クラブさんのブースにて、10本250円だったかなあ?それくらいで売られていた未使用のC460Bがありまして、1パック買っておいたのですが、そういやhFE測ってなかったなと、GW中に測定しました。

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ゴールデンウィークのまとめ

いやあ、1年ぶりに送信せねば、と思ってましたがアンテナ上げるのが面倒で、また後半はデリンジャー現象気味の日が連続して断念…

ラジオ少年4S-STD

Sメーター回路、帰省前に考えておいたのをユニバーサル基板に組んで取り付けました。手描き回路図を前回載せましたが、整流直後に0.1uFのコンデンサを両側に追加しました。整流ダイオードが両方ともオフになるタイミングで電圧が暴れる事があって、その吸収用です。

チューニングは格段にし易くなりました。

ただ、IFTの調整はSメーターよりも数mV単位で読み取れるオシロの方が厳密に合わせられるようです。

またバーアンテナを取り付けました。ラジオ少年さんで売ってた1次2次付の長めのバーアンテナです。ただ、コイルが巻いてある紙の系がバーに比べて大きすぎ、余りにするするなので調整がやりづらく、結局バーにマスキングテープを巻きました。損失面では不利かも…

それでもやはりトラッキングがイマイチ合いません。

多分全体的に低めに合わせないとダメな予感です。480〜1610とか?時間切れでしたので次回。

スピーカーは安めのスピーカーボックスのキットを作ろうかと考えて材料や工具(クランプとか)も揃えてあったのですが、近所のリサイクルショップにいったらTOAの80年頃の12cm一発のモニタースピーカーが1900円。これをつないでみたら音質劇的改善過ぎて工作する気が失せました。

残件はケースとダイアル取り付けです。

R-5000

動作確認とSメーター調整のみ。メーターはかなりズレてて、無信号でS3位まで振れっぱなしでした。

ケミコン交換はまた今度。

FRG-7700

ダイヤルのバックライトの麦球を交換してやっと照明付。そうしたら今度はダイヤルの概略値がズレすぎていたため、VFO封印シールをはがしてコイルとトリマを調整して全域5kHz程度以内のズレに揃えました。

AMのM, Wideが少しピークが2kHzほどズレていました。これを調整後、Sメーターの振れを調整しました。

キャリアポイントとかカウンターの基準周波数も合わせたかったのですがキットのカウンタはノイズをミスカウントしてしまうようで、今回は断念。

バックライト復活

QR-666

IFのSメーター・IFのAGC信号を作るところの半固定抵抗、頑張ってみましたがコンタクトクリーナーでは復活せず。

交換せざるを得ないようです。

どういう症状なのかというと、半固定抵抗、反時計方向で値が小さくなるのですが、ある角度から左側に行くと抵抗値が跳ね上がる(多分接触が悪くてオープンになる)ようです。

結果、メーターの振れがある感度から低くならないのですね。ディップ点があるんですよ(笑)

R-5000の1:状態確認

先日某オクで入手したR-5000。ストア出品でしたが、例によって「専門知識がないので」電源入ることしか確認せずとのこと。

で、この機種は時計を電源オフ時にも表示出来るのですがやってないというか画像無し→何か不具合・不都合あるんでしょうね。

動作確認

まず受信機としての動作確認から。きちんとしたアンテナをつないでませんが、0.040MHzのJJYから、15MHzの標準電波まで取りあえず受信確認。多分もっと上も大丈夫と思いますがアンテナと時間帯でほぼ何も聞こえず…

BCバンドアッテネータ

そのままでした。

オプション

国内では電気系のオプションはナローフィルター系3種とルーフィングにあたるAM用フィルタ(この機種はフィルターはカスケードして通す)の4種、音声合成ユニットがあったようです。あ、そのほかVHFのコンバータも。

この個体にはオプションはひとつもなしでした。

シリアル、電源ケーブル

電源ケーブルは何か他の製品の物が付いてきました。まあまだアマゾンで互換品が飼えるので噛みつかないことにします。

シリアル先頭の数字は6で、ラベルは白です。多分96年の製造、プロダクションのラストイヤーと思われます。

不具合類

まず細かいところで、例によってメーター照明が切れてます。ランプ交換は結構深いとこまで外さないと無理みたいです。

メーターが振れっぱなし

無信号でS3あたりです。RFゲインを絞ると11時くらいで振り切れてしまいます。RFゲインのVRはガリが出てたので洗浄剤で即直し。

アッテネータの効き

メーターが先述の通りなので効果が分かりづらいです。10dBのポジション、活きてるのかな?

クロック切替スイッチ

長年未使用だったようで、接触不良がひどかったです。左右に切り替えても何も出ない…

このスイッチも基板を外すかフロントパネル外すかしないと見えないので、とりあえず何もつけずに左右にカチカチ。30回くらいやったところで両側が見えるようになり、さらに10回くらいで表示時の接触が良くなりました。しかし…

クロック表示桁に異常

数値表示のうちの、メモリーの1の桁/時計1・2の数字表示がおかしいです。時計回りの表示信号の排他演算がおかしい感じです。つまり…

  • 時計表示オフだと問題なし
  • C1/C2のいずれかを表示すると、メモリーの1の桁に1または2が重畳される
  • 表示がおかしくなるのは1,2のどちらかのこともあれば両方のこともあり、たまに不具合がで無いこともある

この3番目から考えるとコネクタ不具合か半田クラックっぽい気がします。

電源周りコンデンサ容量抜け?

なんとなく受信周波数に関係なくブンブン言ってるようなので、ケミコン交換は必須かも?

あと少しで4球スーパーの方の作業が終わるのでそれから手直し開始です。

ラジオ少年さんの4球スーパーの6:Sメーターをつける

昨年のGWに組み立てたので、そろそろ1年です。ケースがまだなのでそれまで「完成」とは言えませんが、今回はSメーターとバーアンテナ化を終わらせて回路的にいじるのは終了したいです、そろそろ。

さて、4/29はそれら懸案の内の1つ、Sメーターをつけました。

使ったのは秋月で売ってるパネルメーターで500uAフルスケールのラジケータ状のもの。回路は50uA〜500uA位まで使えるようにしました(但しメーターの分流器はメーターに合わせて変更の必要あり)。

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ラジオ少年さん、頒布事業終了

2024/3/31で事業終了されて、今はホームページに行っても販売品のページはおろか原OMによる製作記のページ、合格体験記なども削除されちゃったようです。

年明けから「買う物リストつくんなきゃ」とずっと思ってて、結局面倒でギリギリになり、真空管のスペア+α、440pf二連バリコン、300uHバーアンテナなどを購入。マジックアイも一つオマケもらいました

6BE6が既に売り切れ。中国球か他のソースで探すことにします。

バーアンテナは今の4S-STD標準のソレノイドを置き換える予定で、GWの帰省でテストします。

バリコンの方は短波付きの2バンドにするときにパディング噛ませて使おうかな、と。いつになるか分かりませんが。

trio R-300の歪みの調査計画

一昨年入手して手直しや再調整して使ってきているR-300ですが、残っている課題の一つが音割れです。ちなみにRFゲインツマミ(中身は可変抵抗のアッテネータ)を絞っても症状は変わりませんので、RFやIFの問題ではないと想像しています。

どんな症状かというと次の通り。

  • 正弦波で100Hz/1kHzで30%変調した信号を入れても歪んでるようには聞こえない
  • ラジオ放送で元々のノイズが少ないローカル放送を聞いたときに、アナウンスだと歪みは目立たない
  • 音楽が流れるて、使用楽器が多いとベースの音で歪みが顕著でエフェクターのファズをかけたようなクリップ音になる
  • QR-666のAF/PS基板と差し替えても同じように歪む

と言う具合です。オーディオアンプの終段のプッシュプルでのクロスオーバー歪みなのかなあ?

特に自分のR-300のAF/PS基板固有の問題ではなさそうで、となると、IF段のあとの検波〜増幅・フィルターのあたりの問題なのか、それともアンプ部の回路の共通の問題なのか?

問題を切り分けるために、R-300のレコードアウト(=マイクレベルの信号出力)をラインレベルに持ち上げて、手持ちのヘッドホンアンプのアナログ入力に入れてみようと思っています。

マイクレベルからラインレベルなのでマイクアンプキットがそのまま使えますね。エレキットのNT-5と言うキット(C1815/A1015の互換トランジスタ使用のキット)を組み立ててレコードアウトへの配線を変えるつもりです。その上でヘッドホンでモニターして歪みがあれば検波からフィルターのあたりの問題と言うことに。

音楽ソースで変調できるSSGほしいな…

ケンウッドR-5000の回路図を見る

ちょっと故あってKENWOODから1986〜1996年頃に売られていたR-5000の回路図をチェック中。

アッテネータ

アンテナからの信号はアッテネータ(10dB, 20dBまたは両方)を経てバンドパスフィルターセクションへ。ここでBC帯にはフィルター出口のとこにπ型のアッテネータ。

このπ型は、特性46.6オームで14.6dBの減衰のようです。

BC帯の感度アップの為にこのアッテネータを外す改造が割と普通らしいのですが、ネットで探してたら2通りのやり方が…

その1:R10をショート、R11をカット、R9は片側を外して470オームを直列に追加

その2:R10をショート、R9,R11を共にカット

さあ、どっちが正解でしょうか?(R9/R11を共にカットだと、ダイオードスイッチがオンになら無いと思います…)

80年代中頃ではまだ

最近のHFリグなら当然の「プリアンプオフ」が無いのですね…70年代のTS-820の頃と同様、強い局があって飽和しそうなとき等はまずアッテネータを入れると言うことのようです。

TS-890でBC帯のアッテネータをスルーにして使っていますが、中波放送にしてプリアンプをオンにすると、手前のアッテネータで-18dBにしても回復しきれない様な状態になります…

なのでこの受信機では、僕のとこのような環境だとBC帯のアッテネータは外さないか、外すにしても減衰量を少し減らす程度にするのが良さそうな感じです。

先ほどの特性インピーダンスと減衰量は「大体50Ω付近で15dB位減衰で、普通の抵抗値だけで出来る物」という感じに見えるので、-6〜-10dB位の定数に変えるという手もありそうです…

そしてスペックを見ていて思ったのは安定度の±10ppmと言うところ。これって30MHzだと±300Hzだと思うのですが、電源オンから暖機が済むまで、最大でそれくらい動くんでしょうねぇ…

TCXOの類いを入れたくなりそうです。

変わったフィルター構成についてはまた別途…

QR-666/R-300で使用されている2SC460Bを2SC1815-Oで置換する検討

Ic=1mAの時、C460BとC1815-OのfTは相当違うのですが、fT-Icのグラフを見ると次のような感じです

C460…230-1mA, 340–5mA, 350-6mA

C1815…125-1mA, 300-5mA, 330-6mA, 530-40mA

と読み取れるので、C460Bの方が5〜6mA位Icを流している回路なら、バイアスを調整するとC1815-Oで置換できそうです。

まず、R-300の局発のバッファ回路(Q2がC460B)

そしてQR-666はというと…

…バッファ周りは同じですね。局発の振幅は、多分2Vpp位だと思います。

まず、C460Bの回路を見ると

トリオの回路図、ところどころ電位や場合によっては信号レベルが書いてあるのでこういう時に便利です。エミッタフォロワのエミッタ電位からIc=4.7mA、fT=340MHzあたりと推定。ベース電流Ibは(8-2.9/100k=51uA、そこから推定すると設計で使われたC460BのhFEは4.7m/51u=92位です。このトランジスタの取り外したものでここまでhFEが高いのは見たことないですね、70あれば御の字です。

C1815-Oは…

GRランクは今はセカンドソース品ばかりで、-Yや-Oは、まだ探せば東芝のオリジナルがありますが、hFEが小さいOランクはGRに比べるとちょっと値が張ります…とはいえC1675Lだと40〜50円するので、それよりは汎用品として作られた1815は流通量も多くて値段安めです。

C1815-OのhFEを105(OランクはhFE70〜140)とし、Icとして6mA流すことにします。エミッタ電位を揃える様にすると…R4,R5を求めてE24系列で近い数値にするとR4=91k、R5=360となりますね。

これ位流れてるところなら1815-Oで代替できそうです…

抵抗を交換しないでトランジスタだけ差し替えると、fTが周波数の10倍に満たない状態となって、少し局発出力が足りなくなりそうです。(この局発の周波数は、Fバンド選択時最高で34MHzあたりになります)

近況

新しい話が無いので近況など。

2SC460B対策

2SC1675Lを使うと色々な数値が近いのでほぼそのまま差し替えられて良いのですが、だんだん流通量も怪しくなってきましたので、使う量を減らすための代替案等検討中。

TRIO R-300だと全部で4本使われてますが、1つは2SK19の局発のバッファ、1つはFバンドのダブルスーパーの第2局発(3.5MHz台の水晶発振)、残る2つはマーカーの水晶発振と直後のC級増幅です。

まずバッファですが、C460Bで5mA位ICを流してfTを350MHz位まで上げた状態のエミッタフォロワです…互換表を見るとC1675とか松下のトランジスタ(これはもう、ほぼ流通してない?)が載ってますが、東芝の欄を見ると2SC1815が挙がってることがあります。

1815はICが小さいときはfT100MHz未満なんですが40mAも流すとfT=530MHzというウソのような数字です。もっとも最近はセカンドソース品ばかりなのでそこまで挙がるか不明ですが、オリジナルだとIC=6mA位でfT=330MHzです。

hFEが460Bに近いとなると1815-Oになるのですが、これはまだ東芝のが買えそうです。

バイアスが自己バイアスなので、少しエミッタ抵抗と合わせてバイアスの抵抗値を変える必要もありますが、なんかここのはそのまま置換できそうです。

水晶発振2箇所ですが、バイアスは電流帰還型でバイアス電位は実は低目です。ここは2SC1923-Yあたりを使っても大丈夫かも。

C級増幅のとこもなんか1923で行けそうな気がします。

R-300のマーカーはもう交換してしまったので、QR-666にマーカーを自作するときに試してみようかと思います。

真空管

ラジオ少年さんが3末で今度こそ終わりの様なので、少し真空管を購入しておくかと検討中。

ハイバンド

去年の夏から出てないんですよねぇ、いかんですねぇ、そろそろオンエアしたい…のですが、今年はGWまでオンエアできそうに無いです、はい。

VX-3ディスコン

先日発表されました。2015年に購入して、よく持ち歩いてました。もう一台は買いませんが、これで手持ちのハンディ機全てが型落ちとなりましたw

どこかからFM放送がステレオで聴けるハンディ機、出ませんかねえ?

ラジオ少年さん頒布事業終了予定

先月くらいにはもう出ていた話なのでご存知の方も少なくないと思いますが、ついに本当に事業修了になるようです。

いくつか買っておきたいパーツや真空管があるので、そのうちにオーダーします。

真空管スーパーラジオのキットは昨年1度販売が再開されていたのですが、4球スーパー、5球スーパー共にすでに販売終了になりました。

思えば先月、このブログを見に来てくださった方が表示したページも、ちょっとラジオ少年さんの4STD関連の所が多かった様なので、やはり先月売れた数は普段より多めだったんですかねえ?